誰でもできる簡単自炊料理!鍋料理をマスターしよう
自炊をしよう
ぼくの住むタイ・バンコクには日本食のお店が多い。有名ラーメン店なども進出しているおかげで、日本で働いていたときよりもおいしいラーメンが食べられる。単身赴任では、食事はつい外食に頼りがちだ。とくに、ぼくは大のラーメン好きのため気がつくと「毎日ラーメン生活」を実践してしまう。
35歳の男が、これでいいはずがない。鏡をのぞくと、もみあげ部分に何本か白髪がある。ぼくのからだは残念だけれど下り坂を降りている。間違いない。
日々の食事は大切だ。ここでは、「毎日ラーメン生活」を続けたぼくが自炊生活をお勧めします。栄養を摂り快活な日々を過ごすためにも、自炊によるからだのコンディショニングが大切だ。
夜は柿ピーとカップ麺!?
職場の同僚であるS君は、ぼくと同じ単身赴任だ。ぼくはS君と月に何度か飲みにいくことがあるが、飲みにいかない日はどのような食事をしているかを聞いたことがある。「柿ピーとかカップラーメンとかですかねぇ…」と、S君は答えた。
食事をカップ麺で済ませるのは、S君だけではない。ほかの赴任者からも同じような話をぼくは聞いた。
いまは草食男子全盛期のようだが、実際に自炊している男子(というか、おっさん)は案外すくない。ということは、自炊をすれば差別化できるということだ。周囲が毎日カップ麺をすすっている間、密かにしっかりと栄養を摂取しよう。食事は体調だけでなく思考力や集中力にも影響する。食事での差別化は、仕事のパフォーマンスの差別化に通じる。そう信じてみよう。
自炊に目覚めたきっかけ
ある日、ぼくはいつも通り近所の横浜家系ラーメン店で豚骨醤油ラーメンをすすっていた。具には、チャーシュー、卵、海苔、ホウレンソウ、ネギがある。ぼくは追加でネギ大盛りを注文した。店員が「プラス30バーツ(約100円)です」と返した。
そのラーメン店の隣にはスーパーがある。30バーツあれば白ネギ1本余裕で買える。追加でオーダーしたネギが小皿で運ばれてきた。ネギ1本の何分の一かの分量だ。そういえばとホウレンソウを見てみると、気持ち程度の分量しかない。
ぼくはあっ、と気づいた。栄養が全然足りない。これでは、まともに仕事ができるはずがない。いまはまだいいがそのうち体調も崩れるだろう。もう自分は大学生ではない。もみあげに白髪の見える30代半ばのおっさんなのだ。
自炊は簡単だ!鍋料理をマスターしよう
自炊は難しくない。自分なりの定番メニューがあれば余裕だ。
誰にでも出来てたくさん栄養のとれる料理は、「鍋料理」です。ぼくのようなズボラな男性でも鍋なら調理できる。味は醤油・味噌・キムチなどバリエーションがあるから飽きない。スーパーで鍋の素を買えば、自分で味を調整する必要がない。
※余談だけれど、今度の帰省時には日本で大量の「鍋の素」を買おうと思っている。日本のスーパーのほうが安いし味も豊富だ。
具材は、
- 肉(味噌やキムチ味なら豚肉がいい)
- 豆腐
- 白ネギ
- キノコ(しめじ&エノキ)
- 白菜
このくらい用意すれば十分です。
調理方法の説明は不要とは思いますが、沸騰させてお湯に全部入れるだけ。調理時間も短時間で済む。ぼくは一度に3~4食分つくるので、余りはそのまま冷蔵庫に入れて保管している。
ちなみに、ぼくのおすすめの食べ方はこうです。
- 出来た料理を器にとり、一杯目はビールとともに。
- 二杯目はごはんとともに。このとき、納豆も一緒に食べてさらに栄養を摂取しよう。
- ごはんを少し残し、最後に余った汁をかけてかき込む。
一日の締めくくりにおいしいごはんを食べよう。部屋でゆっくりビールを飲みながら。まずは「鍋料理」を習慣にすれば、自炊生活は意外と簡単だ。