もっとキャリアを楽しもう!

30代サラリーマン応援ブログ。テーマ「仕事」「海外赴任・異文化」「英語学習」「家族」など

国際結婚で失敗しないための6つのポイント!海外駐在員も参考になります(国際結婚してなくても)。

小竹裕一著『アジア人との正しい付き合い方 異文化へのまなざし』(2008、NHK出版生活人新書)のなかで、「国際結婚で失敗しないためのポイント」として提唱されている考え方がすばらしいと思ったので引用させていただきます。

テーマは「国際結婚」ですが、これを「海外駐在」に置き換えて読み直したり、もっと視野をひろげて「上司との関係」や「夫婦関係」として考えてみると学ぶことが多いです。「ひと」と「ひと」との建設的な関係性のつくり方がわかります。

f:id:mytrivials:20150823230821j:image

(とくに共感した部分を太字にしています)

<国際結婚で失敗しないための6つのポイント>

①相手の言葉を覚え、日常会話力を身につける。(これは、お互いのコミュニケーションをはかるため。ただし、「言語能力はコミュニケーション能力の一部」ということを忘れずに。)

②相手の生活習慣や感じ方・考え方、人間関係のあり方など、相手の「ライフ・スタイルとしての文化」を積極的に学ぶ。(相手の国や文化についての本を読んだり、その国の友人をつくって、いろいろは話をききながら学んでいく。)

学ぶとき、相手の文化を批判的、評価的に理解するのではなく、できるだけ共感的に理解しようと努める。(相手を受け入れる寛容な心を持つことにつながる。)

「共感的な理解」をするために、時に「相手のクツをはいてみる」ことが必要。(ひと呼吸おき、相手の立場に立ってもう一度考えてみると、自分の側の問題点が見えてくることがある。)

⑤夫婦が違った文化背景をそれぞれ持っていることをお互いに認めたうえで、同じ人間としての共通点を一つ一つ見つけながら、共感と合意をつくっていく。(日本人は一般的に“違い”のほうに目がいきがちだが、サルではない同じ人間存在としての基本的な「人間性」はそれほど変わらないことを忘れずに。)

⑥国際結婚を、「違った生活習慣や文化を日常的に体験できるので、自分の世界を広げられる」とプラス思考をする。(「物事は考えよう」とはよくいったもので、ちょっとした発想の転換が“慢性的カルチャー・ショック症状”を改善してくれる。)

 国際経験の醍醐味は、「自分とは違うひと」とどうコミュニケーションをとり、もっといい関係性をつくるためにどう向き合えばいいのか、を考えるチャンスに恵まれることだと思います。

引用させていただいたポイントには、人間関係を向上させるためのヒントが詰まっています。折にふれて、読み返したいと思います。