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30代サラリーマン応援ブログ。テーマ「仕事」「海外赴任・異文化」「英語学習」「家族」など

秋田県人でもTOEIC920点!(1) 英語は図書館で勉強するな!

タイで海外赴任。赴任前の社内研修でタイ語を2週間習ったけれど、そこで身についたのはタイ語の基礎中の基礎。いつも仕事でつかう言語は英語です。

英語ができるようになるには、どうすればいいのか?

ぼくは今まで、いくつもの英語の「壁」にぶち当たり、悩んできた。過去の英語学習を振り返り、「やってよかったこと」を紹介したいと思います。何かひとつでも、皆さんの参考になれば、ぼくも嬉しい。

秋田県人がなぜ「英語」なのか・・・

生まれは秋田県。海外に出たことがない、時々学校にやってくる外国人講師以外、外国人を生で見たこともないままの中学・高校時代。

当時のぼくにとって、英語とは「暗号解き」だった。授業で習った単語や文法知識をつかって、目の前の「暗号」の意味をひたすら解読していくもの。それが、ぼくにとっての「英語」だった。だいたい、どうしてこんな田舎町で英語が必要なんだ?

高校2年生で訪れた「変化」

つまらない「暗号解き」にも、転機がやってきた。得意でも不得意でもない、中途半端なぼくの英語が、高校2年を終える頃には完全に「得意科目」となっていた。

英語が得意になった秘訣は、「音読」だ。他の教科の宿題をやりながら、全然気乗りしないときには、英語のテキストを開いてブツブツ音読をした。

音読用のテキストは、(ぼくの場合だけど)学校の教科書ではなく、市販の問題集(ちょうどいい文量の英語の長文がまとめられているもの)のほうが好ましかった。当時の英語学習の醍醐味は、「英語の意味がつながって理解できた瞬間!の快楽」だったからだ学校で先生に教わった文章よりも、はじめて自分が目にする文章。これをじわじわと読み解いていく過程が、楽しかった。

ぼくにとってベストな「音読タイム」は、夜11時だ。親も弟も寝静まってシンとなった部屋のなか、ひとり小声で英文を読む。夜中では低い声でも響きがよくて、なんだかいっちょまえの英語の発音ができている気になって、気分が乗った(もちろん、それが勘違いだとしても!)。

はじめて読む文章は、途中でつっかえもするし、意味もよくわからない。でも、2回、3回、4回・・・と音読を繰り返すなかで、「からだに馴染む感覚」を覚える。単語や文法の説明を手掛かりにしながら読み続けると、1つ1つの文章の意味がつながり、全体像を理解できる瞬間がくる。快感は、このときやってくるのだ

とにかく、音読をしよう!

英語は、無機質な「暗号」ではない。シンプルに言うと、英語は「言葉」だ。言葉を覚えるとき、ぼくたち人間は耳で聴き、口を動かし、声を発するもの。五感を動員し、からだを通すことで「言葉」が自分のものになっていく。

だから、英語の学習でぼくが一番におススメするのが、「音読」です。

「音読」は、目で文章をとらえ、口で発声し、その音を耳で聴く。はじめはぎこちなくても、繰り返すうちにやがて言葉が頭とからだに馴染む。英語は、スポーツや楽器と一緒。からだを使って、からだで覚えるものだと、ぼくは思っている。

何かしら英語の勉強に取り組んでいたり、英語の勉強を始めようと思っているのなら、「音読」をぜひ取り入れてみてください。静かな図書館で英語の勉強をしてはいけない。英語を見たらすぐに声を出して読んでしまうほどに、からだを使うことを意識しながら、英語に取り組みましょう!

(たぶん続編あり)

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