活発な行動力はどのようにして身につくか?
「ひと息入れる」とか、「ひと呼吸おく」という表現があります。
つまりは意識的に時間の区切りをつける、それまで続いていた流れを一旦断ち切る、ということなんだけれども、じつは「ひと息入れない」「ひと呼吸入れない」ほうがスムーズにつぎの行動に移っていける。そんな気がしています。
行動の「流れ」をいちどせき止めてしまうと、つぎの行動がなかなか億劫になってしまうものです。
仕事から帰宅して「少しからだを休めてから風呂に入ろう」とか思っていたら、なんだか疲れのせいかからだが重くなって、「風呂は明日の朝でいいか。もう今日はこのまま寝てしまおうか…」なんて葛藤している間に眠りに落ちてしまったり。で、結局中途半端な寝入りのせいで、翌日も疲れが残っていたり。
同じような失敗が、何度もあります。
で、どうすればいいかというと、うまくいかないときの「逆」をやる。
つまり、行動をなるべく止めない。
帰宅したらすぐに風呂場でお湯はりをしてしまう。このアクションをとるだけで、このあと15分後くらいには、かならず「お風呂に入る」ことになります。じゃあ、お風呂のお湯がいっぱいになるまでの15分間、なにをするか?
どうせお風呂で汗を流すのなら、腕立て伏せとかスクワットとか、軽くからだをトレーニングすることもできるし、お風呂から出たあとに洗濯物を取りこめるように、洗濯機をまわすこともできます。早食いのひとなら、夕食を準備して食べてしまうこともできるかもしれない。
その場でできることを見つけて、行動の流れをなるべく断ち切らないこと。そのほうがもっと楽に、もっといろんなことができる。生活面だけではなく、仕事面でも応用できると思います。
行動することが楽しくなるかも…。