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30代サラリーマン応援ブログ。テーマ「仕事」「海外赴任・異文化」「英語学習」「家族」など

上司を拒絶するよりも、「上司とつながる糸口を見出す努力」をするほうが楽だとおもう。

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「困った上司」がいるとして、そしてその上司のやり方や考え方が気にいらない、自分の思想とはまったく真逆の持ち主だとして、それでも真っ向から対立する姿勢をとり続けるのはシンドいことだと思います。

たとえば上司を「排除」しようにも、自分には人事権がない。だったら上司のやり方、考え方を変えようと、どんなに否定したり、批判したり、ときには諭したりと試みても、もともと「困る」ほどに偏屈な人間をそう簡単に変えられるものでもない。

否定や批判で相手との交流を強制的に遮断すること自体は容易くても、今日も明日も明後日も、もしかしたらこれから数年間も、その上司と仕事を続けなければならないとしたら、どれだけのエネルギーが削がれ、消耗され続けることでしょう。

こんなことのために、自分の大切な活力を奪われてはいけない。

自分に上司の人事権がなく、しかも相手を変えることも難しいのだとしたら、残る方法はひとつー「自分」のほうが変わること。正確に言えば、自分の「向き合いかた」を変えてみること、これがもっとも有効だと僕は思います。

綺麗事のように聞こえるかもしれないけど、つまりは「相手を理解しようとする」こと。嫌なヤツのことなんか1秒でも考えたくないと思うものだけれども、安易に「ダメ上司」とレッテルを貼らずに、もう1歩だけ踏み込んで考えてみる。

威張る、怒鳴る、指示ばかり飛ばす、フォローが厳しい、責任を押しつける、変化を嫌う、判断しない…。たとえばそんな行動の裏側に、いつもふてぶてしく偉そうにしている顔の奥の方に、「実は臆病で、自分に自信が持てない」という一面を発見するのかもしれない。

「臆病」や「自信のなさ」が彼を突き動かしているー。上司はただ「安心」を得たいだけ。心の安定を欲しているだけ。

そんな動機に気づけたなら、あとは対策を考え、実行するのみです。報告のタイミングや頻度、そして報告内容そのものが、上司に「安心」を与えるのに十分だったかどうか。もし不十分だったとしたら、次回どのように改善すればいいのかを考える。

(すべての報告が「良い報告」である必要はありません。「悪い報告」・「うまくいっていない報告」も、タイミングを間違わなければ上司にとって「安心要素」となり得ます)

大事なことは、上司とは常につながり続ける覚悟をもつことだと、僕は思います。関係性を拒絶し続けるよりも、つながりを維持し、良い方向へもっていこうと努力するほうが実はずっと楽なんじゃないかと感じています。

日々の職場で、大切な自分の活力を無駄に消耗しないためにも必要なことです。