人材価値の高め方
「人材価値を高めるにはどうすればいいか?」という問いは、この変化の激しい時代のなか、会社員として組織で働く以上、
誰もが向き合わなければならない切実な問いです。
企業が存続し続けるためには、つねに付加価値を産み続けなければいけない。この現実のなかで、
個人だけが、「前と同じまま」「新たなことには手を出さない」と、前例踏襲や現状維持を主張し続けることはできないのです。
(逆に言うと、そのようなマインドでは今後のキャリアの発展はかなり厳しい、ということです)
では、何をするか?
来週から語学学校に通う?資格試験にチャレンジする?ビジネス系のセミナーに参加する?
いろいろなアクションプランは出てきますが、
僕は何よりも普段の仕事(現場)のなかで何を考え、何をするかが重要だと思っています。
そもそも「価値」とは、他との「違い」から生まれるものです。
(そこらじゅうの石ころがダイヤモンドだったら、僕たちはダイヤモンドに価値を感じることはありません)
だとすれば、「人材価値」を高めるための(普段の)働きかたはシンプルに、
・自分にしかできない仕事をつくり、実行し続けること
です。
(当然ながら、「独りよがりの仕事」となっては意味がないので、「組織や上司の方針・目的・目標を踏まえたうえで」という前提条件は必須です)
特に、上司に言われたことを愚直にこなすだけではなく、自ら考え、新しい仕事の仕組みをつくる(提案する)ことを心がける。
このマインドが大事です。
最初から特別なことをしようとするのではなく、組織の生産性改善につながるちょっとした工夫からはじめるのがいいと思います。
たとえば・・・
- 現在の活動・進捗管理フォーマットの改善を検討してみる
- マニュアル化されていない仕事のマニュアルや業務フローをつくってみる
- 身近な仕事の課題や改善策を自分なりにまとめてみる
など。
要するに、自分が発信源となって、行動を仕掛けていく。
語学や資格など、新しいスキルの獲得も大事なのかもしれませんが、まずは普段の仕事の現場に根を張り、生産性改善や組織活動強化のための「自分の仕事」を考え、実行してみる。
この体験の積み重ねこそが、「人材価値」の足腰を強くするものだと僕は考えています。