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30代サラリーマン応援ブログ。テーマ「仕事」「海外赴任・異文化」「英語学習」「家族」など

妻子を海外へ帯同しないという選択

海外(タイ)へ単身赴任をして、もう4ヶ月になります。

僕には3歳の長女と、1歳の次女がいます。

「どうして帯同しないの?タイで一緒に暮らせばいいのに」

と言われることがよくあるので、僕の自分の考えをまとめておきたいと思います。

 

妻(そして子どもたち)を海外に帯同させるかどうか。

これは、僕ひとりの問題ではなく、妻(そして子どもたち)の問題でもあります。

「家族はいつも一緒に暮らすべき」を家訓とするなら夫の転勤に妻子が黙ってついていくのが当たり前なのかもしれませんが、僕は、

家族が話し合って、互いに納得できる結論を選ぶことが大切だと思っています。

妻は、作業療法士(OT)です。

小さいときから看護で働くことを目指し、専門学校で資格をとりました。妻は、相手の役に立ち、相手の生活が少しでも良くなるのをサポートすることにやりがいを感じるタイプの女性です。

僕は、「結婚したら嫁は家で家庭を支えるべき」という考え方とは逆で、妻にやりたいことをいつまでもやり続けてほしいと思っています。

出産と子育てのため妻は前職場を退職しましたが、「いつかまた看護の現場で働きたい」という想いは分かっていたし、僕はその応援をするつもりでした。

だから、僕が海外で働くことを決めたとき、同時に僕は、妻・子どもと別れて暮らすことを決めました。

妻の仕事復帰への夢を、僕の仕事の都合で台無しにしたくなかったからです。

僕は自分の仕事と、それを通して得ることのできる経験を大切に考えています。それと同じように、妻の仕事のことも大切に考えています。

だから、妻が働く(仕事復帰する)ことを選んだとき、僕はその選択を尊重し、応援したいと思いました。

今から数年間、夫婦それぞれが、それぞれの持ち場で頑張る。そう決めて、互いにそれぞれの日々を過ごしています。

妻は女手ひとつで2人の娘を育てていますが、近くに住む両親や親戚にも助けてもらいながら、今はパートで現場復帰を果たしています。早ければ来年の春には、正規社員として本格的に仕事へ戻ることができそうです。

僕は僕で、海外で、現地スタッフのマネジメントという新たな経験を積んでいます。この仕事経験を糧にして、もっと自分の枠を広げたいと考えています。

 

離れていても、気持ちは通い合っている。そのことへの信頼が、僕の毎日を支えてくれています。