「自分」という商品
大きな組織では、自分がワン・オブ・ゼム(数多くの社員のなかのひとり)の存在でしかないように思ってしまう。
だけど、ちょっと発想を変えてみることを提案します。
組織の一員には違いないけれど、自分は、自分という「商品」を会社に売り出している、と仮定してみる。「商品」である自分をみんなに受け入れてもらい、評価してもらうためには、「自分にできること」で「みんなの役に立てること」は何だろう、と考えてみる。
たとえば、重要な会議のスケジューリングを任されたとします。重要な会議となれば幹部クラスのスケジュール調整が必要で、ときにはあちこちに頭を下げながら日程を設定しなくてはいけないこともある。だけど面倒な割に、完全に黒子的な仕事なので、うまくやったからといって成果が上がる訳でもない。
面倒くさくて、気が乗らない。他の誰かに代わりにやってほしい・・・。
だけど、自分がこの「自分という商品」を売り込んでいるのだったら、他人が嫌がるような面倒な仕事こそ「きっちりこなしてやろう」という意欲が不思議と出てくるものです。この仕事をしっかりこなせば、きっとこの商品価値は上がるぞ!的な。
組織のなかで自分を活かすためのヒントが、ここにあるような気がします。
皆さんにとって、仕事がもっと楽しくなりますように!