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30代サラリーマン応援ブログ。テーマ「仕事」「海外赴任・異文化」「英語学習」「家族」など

好きな仕事と嫌な仕事

子どもの頃は、「好き嫌い」をはっきり表現できていたように思います。嫌なものを嫌と拒絶し、好きなことには時間を忘れるほど没頭する。そんな時期が、ぼくにもあったように思います。

大人になるにつれて、「好き」と「嫌い」の境界が、だんだん曖昧になってきた。それは確かなことです。もう一度、あの頃のように「好き」と「嫌い」が明確な世界に飛び込んで、嫌なものを断固として拒絶し、好きなことだけ機嫌よくやっていたい。

そんなふうに、思うこともあります。

だけど、「好き」と「嫌い」が曖昧になってきたということはつまり、「嫌い」のなかにも「好き」を見い出せることができるようになった、ということでもあるでしょう。そしてそれは、成長の証とも言えるものなんじゃないか。

今では、そんなふうに考えています。

どんな仕事でも、好きなことばかりやって成立することはありません。嫌なこと、面倒なこと、苦手なこと・・・。「できれば避けたい」と強く願うことにも、気持ちを奮い立たせて立ち向かわなくてはいけない場面があります。

そんなとき、自分の「好き嫌い」に支配されてはいけない。振り回されてはいけない。従順であってはいけない。

たとえ「嫌い」でも、僕がやらなくちゃいけない。今、やらなくちゃいけない。

そのとき、自分の「好き嫌い」を横に置いて、飛び越えて、確実にことを実行する「強さ」がほしい。それがなくては、仕事人ではない。

「好き嫌い」に振り回されないために、僕は「嫌い」のなかに「好き」を見つける努力を惜しまない。そうでなくては、僕は僕の納得のいくパフォーマンスを出すことができなくなってしまうから。

僕は、仕事に対して誠実でありたい。