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30代サラリーマン応援ブログ。テーマ「仕事」「海外赴任・異文化」「英語学習」「家族」など

「困った社員」の7つの習慣

日本で一緒に働いていた後輩(仮名:Ⅿ子さん)が出張でタイに来た。会食のとき、辛いスパイスの効いたタイ料理を氷入りのビールで流しこみながら、彼女は「職場での困った社員」のことを語り始めた。

彼女はその「困った社員」への対応に頭を悩ませている。

Ⅿ子さんが語る「困った社員」の行動は、以下の7つだった。

 

「困った社員」の7つの習慣

  1. 仕事を与えると、「できない」「やれない」と言い返す。彼らはそれを「反論」であり「主張」であると考えているが、「なぜできないのか」「できるためには何を変えなければならないか」を提示することはない。
  2. 仕事の進め方ややり方について意見を求めると、その場では自分の意見を言うことはないが、あとで(飲み会など職場を離れたオフの場で)意見を言い、上司に食いつくことがある。
  3. 上司の指示に対し、その場では「はい」と愛想よく従順な態度を装うが、陰では愚痴を言っている。しかも、その愚痴を上司に隠すつもりはなく(あるいは、自分では隠しているつもりなのか…)、上司の耳に入る声で言う。
  4. 黙々と仕事に集中している同僚のそばで、平気で私語で会話をしている。たいてい仕事上の悩み相談からスタートするが、やがて仕事に関係のない話題に発展し、会話が尽きることがない。
  5. 1つ指示や要求をすると、自分本位の間違った解釈のまま仕事を進め、求めていないアウトプットを出す。もう一度同じ内容で指示を出すと、「もう何度も同じことを要求されて困る」と本人は文句を言うが、上司の指示と自分のアウトプットが食い違っていることに本人は気づかない。
  6. 当年度の達成目標を設定する際、数字の作りこみが驚くほど粗い。なかには明らかに達成不可能な計画があり、それを指摘すると「もうこれ以上は時間がなくてできない」と言う。まわりの同僚は出来ているが…。
  7. 新入社員の相談や愚痴に乗るのはいいが、先輩社員としての立場を忘れ、新入社員の気持ちに同調し、ついには上司や会社への不満を語り始める。新入社員を導く立場なのに…。

 

Ⅿ子さんは「どうしたらいいと思いますか」とぼくに尋ねた。どうしたらいいかと言われても…。その社員のことを知らないぼくには何とも答えようがなかったので、ビールを追加してひたすら彼女の愚痴を聞いた。

ぼくが日本に帰国したら、同じような考えをもつ若手社員がゴロゴロいるんだろうな、でも彼らには彼らなりの考え方や価値観があるのかもしれないし…。彼女の愚痴を聞きながら、お酒のせいだけではない酔いにぼくの頭はグルグル回っていた。