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30代サラリーマン応援ブログ。テーマ「仕事」「海外赴任・異文化」「英語学習」「家族」など

小学校での英語教育早期化に賛成します。

2011年、小学校5年生からの英語教育が必修となり、2020年には小学校3年生からの必修化が完全実施されるようです。

長女が2020年には小学校4年生になるため、この学習指導要領の改訂にどのように対応していくか、考えをまとめたいと思います。

 

まず大前提として、英語教育の早期化には「賛成」です。海外と比較すると、日本の英語教育は大幅に遅れていると思うからです。

 

その現状は、仕事現場でも顕著にあらわれています。

企業活動のグローバル化が進むなか、海外拠点と本邦拠点(本社など)との情報・活動上の連携がより重要となる一方、本邦側の社員がメールや電話で英語での意思疎通ができず、業務に支障をきたすケースが少なくありません。

大学まで英語を学び、会社でTOEIC対策等の研修を受講しても、ベースとなる英語の素養ができていない、もしくは脆弱であるが故の苦悩だと思います。

 

シンガポールやタイでの赴任経験から感じることは、中国人・韓国人・タイ人・マレー人など、英語を母国語としない同じアジア人のなかでも、残念ながら日本人の英語力の低さが目立つということです(あくまでぼく自身の仕事経験での話ですが)。

 

ただこの現象は、日本人は(他のアジア人と比べて)語学センスがないという問題ではなくて、ぼく自身を含め「英語の学び方」の問題のように思います。

 

現在30代半ばのぼくが本格的に英語を学び始めたのは中学校からですが、当時、英語は「受験科目」であり、「紙面上で、間違えないように回答を導くもの」でした。

「コミュニケーション手段の新たなツール」を学んでいるという意識は希薄で、難解な暗号を読み解くような感覚で英語を学習していた、というのが実態です。

 

当然、このような学習態度では、英語を活用する力はなかなか育ちません。

 

大学で英語学習法に関する書籍を何冊も読み、海外赴任も経験して実感したことは、英語は、音楽や体育と同じ「実技科目」であると考えたほうがいい、ということです。

 

つまり、頭でなく、体で身につけるもの。

逆上がりを幼稚園のときに練習すれば、幼稚園児でも逆上がりができるようになります。

それと同じように、英語教育も、(教育機関や体制上の制約を抜きに考えれば)早ければ早いほうがいい、というのがぼくの見解です。

 

新しい縄跳びの技を覚えるように、とび箱の段が一段ずつ上がっていくように、または好きな歌を一曲ずつ覚えていくように。小学校での英語導入期、長女には、そのような「英語への入りかた」ができればいいな、と思います。

 

英語の新しい音、今まで聞いたことのない音と音のつながりを、声に出しながら、からだで覚えていく。英語で「遊ぶ」ことから始める。

小学校のうちは、ぼくも一緒になって、長女と英語で遊んでいきたいと思います(身の回りのものを英語で言ってみたり、アルファベットの発音を真似してみたり)。

 

 

英語教育の早期化にあたり、親が注意すべきは、「導入期に子どもがつまずかないように注意し、必要な補助を行うこと」に尽きるのではないでしょうか。

 

英語に対する苦手意識がこの初期段階で形成されないよう、学校での教材をつかって一緒に声を出したり、必要に応じて一緒に予習する。

ただし、あくまで実際に声に出しながら、からだで覚えるものだということを子どもに意識づけることが大切です。

 

2020年に向けて、親としての英語教育へのかかわり方を、今後も考えていきます。