ビジネスパーソンなら、鶏むね肉を積極的に食べよう。
脳みそが飢えている!
仕事をしているときも、そうでないときも、おそらく眠っている間も、ぼくたちの「脳みそ」は働いている。脳みそは、何よりも身近で、かけがえのない存在だ。
だけどぼくたちは、脳みそが何でできているかを知らない。たぶん大半のひとたちは知らないはずだ。これだけ日々酷使している脳みそは、何を栄養としているんだろうか。
答えを言います。脳にいちばん必要な栄養素は、「タンパク質」です。
脳の乾燥重量の40%はタンパク質でできているらしい。
そして、ぼくたちが考えたり、アイデアを出したりするときには、「神経伝達物質」の信号が、「神経のネットワーク」のなかを活発に飛びまわっている。
この「神経伝達物質」や「神経のネットワーク」の原料も、タンパク質だ。つまり、よいアイデアを出したり、深く考えたり、物ごとを素早く処理したりするには、十分なタンパク質をつねに脳みそに届けなくてはいけない。
あなたの脳にタンパク質を!
何気ない食生活を送っていては、十分なタンパク質はとれません。
以前のぼく(独身時代)は朝食を抜き、昼は会社で支給される弁当を食べるものの、夜はラーメンとか、コンビニ弁当とか、牛丼チェーン店とか。だけどこれらの食事に含まれるタンパク質は、たかが知れている。
仕事であたまをつかうビジネスパーソンにとって、タンパク質は必要不可欠です。過去の自分の食生活をふりかえると、自分がかわいそうだ。いや、自分の「脳みそ」がかわいそうです。
お肉なしでは生きていけない!
食事のときは、「動物性タンパク質」を意識しよう。もっと平たくいうと、動物の肉を食おう。ぼくたち人間は、草食動物ではない。動物を食べて、ぼくたちは生きる。
「必須アミノ酸」という言葉があります。
「アミノ酸」とは、タンパク質を細かく分解したもの。簡単にいうと「アミノ酸=タンパク質」だ。で、この「アミノ酸」には、何種類か「食べることでしか摂れないアミノ酸」がある(=自分のからだのなかでつくり出すことができない)。
それが、「必須アミノ酸」です。そして、その「必須アミノ酸」は、「動物性タンパク質」にのみ含まれている。つまり、ぼくたちのからだは原理的に、動物の肉を食べないと成り立たない仕組みになっている。
ぼくたち人間は、「雑食動物」なのだ。
ぼくが鶏むね肉をほぼ毎日200g食べる理由
「お肉を食べよう」といっても、毎日ステーキでは健康に悪い。きっと、からだを壊します。おいしい肉には、「動物性脂肪」が多い。ここでぼくが忠告するまでもなく、「動物性脂肪」は過多にならないよう気をつけなくちゃいけない。
そこで、「鶏むね肉」です。「動物性脂肪」が圧倒的にすくない。低脂肪、高タンパクの食材だ。「パサパサして食べにくいのでは?」と思うかもしれないけど、焼きたてを食べればジューシーでおいしい。むしろサッパリと食べられて、肉の「重たい感じ」がないのがいい。
「動物性脂肪」がすくない分、同じ量を食べても、ステーキよりも多くの動物性タンパク質を摂取できるのも効率的。体重60キロのぼくが一日に必要なタンパク質は60~90グラム。鶏むね肉200グラムで約40グラムのタンパク質がまかなえます。
頭をよくつかうビジネスパーソンなら、鶏むね肉を積極的にたべよう!
という、ぼくからの提案です。