もっとキャリアを楽しもう!

30代サラリーマン応援ブログ。テーマ「仕事」「海外赴任・異文化」「英語学習」「家族」など

単身赴任。妻の「こころのケア」には、居酒屋のノリでとことん愚痴を聞こう。

単身赴任、しかも海外となると、日本で暮す妻と子どもたちの「こころのケア」が必要なのは言うまでもないのだけれど、だからと言ってあまり肩肘張らない、構えすぎないことが大事なんじゃないかとおもいます。

今日、妻から子育てに関する愚痴が届きました。子どもたちが言うことを聞かないし、外出先でグズグズして座りこんだりするし、かとおもえば姉妹でふざけて走りまわる。LINEには、この「許しがたい現状」に対する妻の愚痴がワーッと溢れていて、怒り顔のスタンプがこれでもか!というほどに押されていました。

このとき、ぼくはなんというか、妻が「孤独」だったんだな、と思いました。

夫が海外赴任しているから、そばにいないから「孤独」なのではなくて、

「こんなことがあった」「あんなことがあった」と、大変だったことや嫌なおもいをしたことなどを、鬱屈したものが溜まりつつある段階で、ふと気軽に分かち合える「誰か」。

それは夫だったり、親だったり、親戚のおばちゃんだったり、近所のママ友だったり、職場の仲間だったりするのだろうけれど、そういう「誰か」が、今日はいなかったんだなぁ、と。

子育ての大変さの、ほんとうの谷底をぼくは知らないけれども、それでも妻が子どもたちを憎んでいるわけではないことを、ぼくは知っている。

妻がこんなLINEを送ってきたのは、「ちょっと愚痴につきあって!」というのがきっと純粋な目的で、「言うことを聞かない、グズったりふざけたりする子どもにどう対処したらいいか?」という問いの「答え」を求めているわけではないのでしょう。

ぼくにできることは、だからただその話に耳を傾けるということ。解決法を提示したり、意見をのべるのではなくて、「大変だったね」とうなずいて、もっと妻から「聞いてほしい愚痴」を引き出して、また「大変だったね」とうなずく。

「こころの孤独」を、いま晴らそうと試みている彼女をサポートする。

「こころのケア」に関しては、専門家でもないぼくが言うのは身分ちがいも甚だしいけれど、何かの問題を解決しようと肩肘張って向きあうよりも、「愚痴ならとことんつき合うよ!」っていう、居酒屋のノリでただ聞くこと、うなずくことを意識するほうが、意外とうまくいくんじゃないかな、と思いました。

f:id:mytrivials:20150827022515j:image