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30代サラリーマン応援ブログ。テーマ「仕事」「海外赴任・異文化」「英語学習」「家族」など

単身赴任(2)子どもと正しく向き合うために

まだ小さな2人の娘たちを日本に残して海外で単身赴任をしていると、「子どもと離れて暮らすのは可哀想」とか、「どうして家族をタイに呼ばないの?」と尋ねられることがある。

ぼくは妻と話をして、お互いに納得の上で海外での単身生活を選んだから、いまの生活をつらいと考えたことはなかった。この生活を決めたのはぼく自身だからだ(もちろん一緒に暮らせるならそのほうがいいと思うのですが、それはぼく個人の都合であって、家族全体の事情を考えるといまの決断が適切だったと思っています)。

 

子どもが小さいときに、父親がいないとどのような影響があるのか?

興味本位で検索エンジンをたたくと、「子どもが非行に走りやすい」とか「人格が歪む可能性がある」とか、想定した範囲内の忠告が並んでいる。

 

ぼくには「海外で働きたい」という目標があった。大学時代に英語の勉強に熱心に取り組んだのも、将来は海外に出て英語で仕事をしてみたいという思いがあったからだ。

目標としていた海外での仕事。そのキャリアに進むことと家族一緒に暮らすこととの選択を前に、ぼくは「自分がやりたかったこと」に向き合うことを選んだ。いまぼくが海外で働くという自分の目標に挑まずに「家族」を優先したとしたら、この先父親として娘たちと正しく向き合えないんじゃないか、と思った。

「やりたいことをやればいい」。将来娘たちが進路を悩むときに、ぼくはこうアドバイスするにちがいない。けれども、ぼく自身が「やりたいこと」をやらなかった過去を引きずりながらでは、この言葉はきっと娘たちには届かない。

力強く娘たちの背中を押せるように、ぼく自身が「やりたいこと」から逃げないようにしよう。

いま海外で働くチャンスを掴まなければ、いつかぼくの心の奥底に「やりたいこと」を手放したことの後悔が堆積し、娘たちのことを恨む瞬間があるいはやってくるかもしれない。

 

ネット検索での「非行」だの「人格が歪む」だのは、きっと親が子どもとどう向き合うかが影響している。ぼくは娘たちと正しく向き合えるように海外にひとり出ることを選んでいる。

 

 

 

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